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新年挨拶まわり1月5日

春日大社正式参拝のあと

奈良テレビ放送へとご挨拶に伺いました

ご挨拶とお話をさせて頂きました、またその模様が奈良テレビで放映されました

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次にNHK奈良放送局へ伺いました、泉谷局長、南本副局長とお話をさせて頂きました

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次に奈良県警察本部へ伺いました和田本部長、松本総務課長とご挨拶させて頂きました。

画像の方はございません。

 

最後に市役所に向かいました、仲川市長とお会いさせて頂き、本年度の方針やブロック大会・全国大会に向けてのお話をさせて頂きました

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また、奈良市観光経済部の森部長、観光戦略課の駒田課長補佐ともお話をさせて頂きました。

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春日大社正式参拝

理事を中心に多くのメンバーで春日大社を参拝させて頂きました

身の引き締まるような寒さの中、2012年度への決意を確かめました

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貴賓館の前にて集合写真をとりました

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皆様、2012年度よろしくお願いいたします!

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新年挨拶まわり1月4日

本日より新年挨拶まわりで各所を回らせていただいています。

県庁にて年始交歓会が開催され、たくさんの方々が来られていました

荒井知事とご挨拶させて頂きました

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その後、

奈良県土木部まちづくり推進局奈良公園室へ挨拶に伺いました

中西室長と筒井室長補佐へご挨拶の後、ブロック大会・全国大会を含めた話をさせて頂きました。

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最後に、地域産業課へご挨拶させて頂きました。

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今日の予定はこれで以上となります

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奈良県庁屋上からの素晴らしい景色!みなさんもぜひ見に来て下さい!

 

 

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1月第一例会のご案内

 

1月第一例会 入会式並びに新年交歓会のご案内

 

謹んで新年のお慶びを申し上げます。平素より社団法人奈良青年会議所の運動に多大なるご理解とご協力を賜り心より御礼申し上げます。つきましては、新年にあたり入会式並びに新年交歓会を下記の通り開催いたしますのでご案内申し上げます。 一年の始まりのひとときを皆様と共に過ごさせていただきたく、ご参加をお待ち申げております。

 

日時 2012年1月11日 水曜日
入会式   午後4時30分より 奈良ホテル「菊の間」にて
新年交歓会 午後6時より    〃  「大和の間」にて
二次会   午後8時頃より   〃  「金剛の間」にて

奈良ホテル 奈良市高畑町1096 電話0742-26-3300

 

社団法人奈良青年会議所 理事長 森本 勝也

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事務局所在地

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新年のご挨拶

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新入会会員募集のご案内

(社)奈良青年会議所[奈良JC]は、明るい豊かな社会を築くために、また、より良い
奈良のまちづくり、ひとづくりをめざし、40歳以下の青年経済人で組織された団体です。

運動内容

今を生きる青年の責任 気高き精神(こころ)の確立
知者は惑わず 仁者は憂えず 勇者は懼れず

というスローガンのもと、奈良JCの運動を力強く展開していくために、新しい仲間を広く

募集しております。

ご入会に関するご説明などは、奈良JCメンバ-(会員拡大委員会)がお伺いいたします。

入会資格

1.年齢が2011年12月31日現在、満20歳以上38歳以下であること。

2.奈良市内・生駒市・田原本町・山添村に、自宅ないしは会社(営業所・事務所など)があること。

3.他の青年会議所に所属していないこと。

4.青年会議所のメンバ-として人格・品位ともに優れていること。

5.国籍は問いません。

入会月:1月/7月

*例会・事業見学は随時歓迎しております。お気軽にお問い合わせ下さい〜!

入会に関するお問い合わせ/お申し込み

(社)奈良青年会議所 事務局

TEL0742-26-0112 FAX0742-23-5519

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社団法人奈良青年会議所 50周年運動指針

社団法人奈良青年会議所 50周年運動指針

「なら結び」で育む縁

〜愛郷心と思いやりで、過去と未来を結ぶ社会の実現〜

我々が住む奈良は、建国の地「大和」として歴史に名を刻む場所であり、日本人にとっての心のふるさとであります。このことにより、日本人のDNAの奥深く に刻まれた大和の風景が我々の原風景であるがゆえに、奈良はすべてをつなぐことのできる「結びの地」として存在するのです。

しかし、現在では、家族関係やコミュニティーでの連携が希薄となり、人とコミュニティーとの乖離(かいり)が 進行しています。また、人と人の関係は、メールに代表される無機質な伝達手段や年功序列が廃れていく社会などにより、互いを思いやる気持ちが変化していま す。そして各地域に昔から伝えられてきた風習、慣わしや伝統行事は、核家族化の進行により承継者もいなくなり、このままでは未来には残らなくなってしまい ます。これらの事実から、現在は、結ばれていた様々な「縁」が薄れた社会となっていると言えるでしょう。

そこで私たちは、「なら結び」による縁を育む社会を目指して運動を展開してまいります。

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愛郷心  〜地域の文化、歴史を継承し「まちの誇り」を生み出す

奈 良には、近鉄奈良駅を中心とした旧市街、生駒や学園前周辺から派生する新市街、昔からの集落、新興住宅街や市町村合併による旧郡部といった様々な地域社会 が存在します。世界遺産と当たり前に共生する旧市街、ベッドタウン機能を持ち奈良の文化と関わりの薄い新市街や新興住宅街、人口減少と高齢化社会の中で集 落感覚が根付く郡部と3つが合わさった町が奈良なのです。

こ れらの3つのエリアの成り立ちは様々ですが、そのまちにある文化や歴史は個々にあるはずです。それらを融合し、一つのコンセプトを軸に3つのエリアの人と 地域をつなぐことが大切だと考えます。そのためにも、それぞれが生活する地域社会の文化や歴史を愛して誇りに思う心、すなわち「愛郷心」を率先して持って 行動し、これを発信することを推進します。

皆の根底には、このまちを誇りに思い、愛している気持ちがあるはずです。それが大切なことだと気づき、地域社会の皆と共有するために行動に移すことができれば、人々が自ら地域の魅力「まちの誇り」を育むことができるのです

これにより、人と地域との結びつきが復活し、より強固なものになるのです。

思いやり  〜人と人がお互いに心から尊敬しあえる絆を創る

社 会全体が便利だと感じる現在の成熟した社会で、得るものがあれば、同時に失うものがあるのは世の必定です。携帯電話を片時も手放さない我々現代人の姿は、 この10年の社会の変化を象徴しています。この現象は、個と周囲との隔たりが大きくなり、社会がバーチャルの波に飲み込まれ、孤立してしまった個の集合体 になってしまったことを示しているといえるでしょう。

し かしながら、実社会が存在しつづけ、人と人の関係が切り離せない身近な関係であることには変わりありません。つまり、社会のつながりは、まず、人と人との つながりから生まれ、お互いが相手のことを考え、理解しあう思いやりの心を持つことから始まるのです。それが人間関係の形成につながり、社会となるので す。

社会の基本は家族であります。そこには核家族から大家族といった様々な形態がありますが、家族のありかたから見直すことが必要です。そこから、親戚、近所、仲間、地域社会、そして奈良全体へと人間関係を発展させることで、お互いを助け合える輪を築くことにつながります。

人と人とを結ぶことで、世代を超えたつながりが明確に現われ、過去と現在と未来が、一つの絆によって貫かれることになるのです。

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先 人達が築いてきたこの社会は、大小様々なルールが存在し、それが秩序とモラルを形成してきました。しかし今、我々は、そのルールとなる道理・掟・風習・慣 わしを正確に把握しているのでしょうか?果たしてしっかりと伝えられているのでしょうか?人と人のつながりはここから始まると考えます。

先 人から伝えられたことと向き合うことは、時を越えて我々の周りのすべての方々から吸収することです。そこで得られる多くのものが、歴史を積み重ねてきた継 承すべきものなのです。それを知るからこそ、進化していく未来への道を築くことができるのです。それらを踏まえ、継承すべきものと改めるべきものを見極 め、それを革新する進化が生まれます。

世代を超えたつながりを感じ、先人から学ぶだけでなく年少者から学ぶことを忘れず、互いに敬意と信頼をもって尊敬できる点を共有する社会を実現します。

JAYCEEは、愛郷心と思いやりで、過去と未来を奈良で結ぶ運動を率先して推進し、地域に発信していきます。それによって、奈良のまちは、すべてのものが「縁」で結ばれた、誇りに溢れ、強い絆で結ばれた、魅力溢れる人たちと魅力溢れるまちを後世に伝えていくのです。

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2012年度組織図

画像をクリックするとPDFファイルを開きます

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理事長所信

今を生きる青年の責任 気高き精神(こころ)の確立

知者は惑わず 仁者は憂えず 勇者は懼れず


社団法人奈良青年会議所
理事長 森 本 勝 也



2011年 3月11日 午後2時46分 この国のかたちが大きく変わった。「東日本大震災」 誰もが経験したことのない大震災が東北の沿岸部を中心とし、広範囲にその被害は及んだ。マグニチュード9.0の巨大地震に続いての大津波は、真っ黒い濁流と化した波が、人もまちもすべてを一瞬で飲みこんでいった。建物の軋み壊れる音、瀕死の状況に泣き叫ぶ人々の悲鳴、助けようと指示を送る絞り出された声もテレビでは放送され、誰もが目の前の現実を疑った。自然の脅威の中で私たち人間はただただ無力でしかなかった。誰もが愛してやまない海という存在をこんなにも憎んだのも初めてだった。

福島第一原子力発電所での事故による放射能問題、それに伴う政府の対応、放射能による風評被害や故郷での生活が困難になるなど、次々と日本国全体が様々な脅威にさらされている。大東亜戦争の敗戦から数えて67年、今この国は再び大きな国難といえる危機に直面している。

 

はじめに 〜今を生きる青年の責任〜

 国難と言える国家の危機のなかで、生きるという人間のごくごく当たり前のことを被災地では地域が一丸となって助け合い、支え合うという日本人の美しい姿がそこにあった。子どものこぶし程度の大きさのおにぎりを分け合い、寒い避難所では毛布に包まり寄り添うように生活を共にし、雪降る中での自衛隊や警察官、消防隊員の懸命の捜索、復旧作業にさえにも私は美しさを感じた。被災地外からも多くのボランティアが全国から駆け付け、「この腕につかまれ!」といわんばかりの活動、そして何があっても被災者を第一に考えた目線で行動するその姿勢に心を打たれた。まさしく、今を懸命に生きるということ、生き抜く力の必要性を痛感し、生かされていることへの感謝がこみ上げてきた。

今を生きるとは、そういうことである。その瞬間を懸命に、一瞬に命を燃やすことにある。今を生きる私たち青年の責任とは、家族や故郷、会社など愛するすべてのもののために運動を行っていくことである。今、この時代を全力で渾身の力を振り絞って世のため、人のためにわが身を削って運動に邁進していきたい。この責任を果たし続けることが、我われ青年会議所の不変の志である明るい豊かな社会の創造に繋がるということに他ならない。

 

知者は惑わず 〜確かな見識を磨くこと〜

己こそ己の寄るべ 己を措きて誰に寄るべぞ
良く整えし己こそ まこと得がたき寄るべなり
自ら悪をなさば自ら汚れ 自ら悪をなさざれば自らが浄し
浄きも浄からざるも自らのことなり他物に依りて浄むることを得ず

 この言葉は、私が30年間修業を続けてきた少林寺拳法の鎮魂行の際に唱和する聖句と呼ばれるものである。釈尊の言葉で構成されており、これは修行の始まりの心構えであり、修行するものの向かうべく目標でもある。ここに書かれているように、己を律すること、まずは自分自身を確立せねばならない。私たちJAYCEEは、確かな見識を磨き、決してぶれない強い信念と公のために尽くすための情熱を持つことが大切である。

そして、志を立てた同志が集う青年会議所運動の本質とは何かを徹底的に考え直す必要がある。特に新入会員には、青年会議所とは何かを学ぶだけではなく、事業に参加することや、運営に参画すること、つまり体で感じていただきたい。組織の歴史や仕組みを学ぶことも大切ではあるが、青年会議所の運動、事業など、物事の本質はどこにあるのかを学んでいただくことが先決であると考える。共に時間を共有し、汗を流し、自らが経験、体感したうえで、運動のすべてを自身の価値観で判断していただきたい。

また自分たちの信じているこの運動をより大きく発信するためにも会員の拡大は重要である。創始以来、一時も途絶えることなく続いてきた会員拡大運動とは青年会議所運動そのものでもあると私は確信する。その場しのぎの会員拡大に対する理屈ではなく、自分たちの信じるこの運動をより広め、同じ時代を生きる、同じ地域に住み暮らす多くの青年たちと共に行動することが、私たちの向かう明るい豊かな社会の創造を実現するためにも最も重要なことである。会員拡大に王道はない。「できない」「こんな時代だから困難だ」ではなく、「絶対にやり遂げる」といった情熱が必要である。どんな時代の変革においても情熱だけが時代を切り拓いてきた。その情熱に裏付けられた信念が結果に繋がる。年間を通じて、会員全員が心ひとつに取り組んでいかねばならない。

私たちの運動とは、青年会議所の会員だけが納得をして運動を進めるなど何の意味もなく、当然社会には通用しない。社会の中の青年会議所であることを認識すれば、確実にその運動は社会と繋がる。そのためにも、確かな見識を磨き上げること、自分たちが培った価値観で適切な判断を下していく。そんな知者たらんとすれば、なにものにも惑うことなく真の行動へと自らを変革することができるだろう。

 

仁者は憂えず 〜常に他者をおもいやること〜

 いやしい、恥ずかしい、怖れを抱き、自分を律するという美しい概念が武士道であり、武士道とは、日本人の規範として受け継がれてきた精神である。その中でも仁の心とは、武士道の最上位に位置し、日本人がもっとも大切にしてきたものである。我われ青年会議所は、ひとの集団である。しかも各々が経営者やそれに準ずるものが多く、何よりこのまちを変えたい、少しでも世のため、人のためにと公の精神を持ち合わせている社会起業家の集団である。そんな組織の一員として、常に相手の立場にたっての言動、行動がなければ社会を変革しようなどとは不可能な話である。改めて会員一人ひとりの中に仁の心を常におくことで、なにものにも憂えることなく運動が加速されると信じている。

 人に何かを伝えるとき、効果的な手法や便利な方法はいくつも存在し、活用するのは良いことではあるが、手法や方法より大切なことは伝える側の姿勢である。人は文章や写真だけを見て必然的に受け止めてはくれない。むしろその文章や写真の向こう側にある伝える側の姿勢を感じ取っているのだ。本当に相手の立場に立って、相手のことをおもいやって発信される情報とは、礼を重んじ、心から溢れる想いを真っ直ぐに伝えるという姿勢である。青年会議所の内外を問わずそんな心からの情報を迅速に発信していきたい。

また、日本青年会議所の同志たちや、行政、関係諸団体、青少年団体、市民との絆をより強固にしていく必要がある。日本青年会議所に対しては、これまで奈良青年会議所は多くの出向者の輩出、各種大会、事業への積極的な参加により、すべてにおいて良好な関係を構築してきた。そして、先人たちの努力によって築きあげられてきたことから地域からの信頼も厚い。しかし、私たちの目指す目的を達成するためにも、これまで以上の関係構築、絆が必要である。これまでの良好な関係に怠けることのない姿勢で貫いていきたい。
我われの運動にはどのような場面においても必ず相手が存在する。仁の心、おもいやりの精神を確立することができたなら、何者にも憂えることはなく、自らの信じた正道を歩むことができると信じている。

 

勇者は懼れず 〜力強く行動し続けること〜

 言うまでもなく、私たちの愛する故郷 奈良のまちは1300年の悠久の歴史を持つ唯一無二の日本の心の故郷である。親愛なる先人たちの手によって、数多くの杜や寺社を護り抜き、神仏と自然と人との共生の中で人々の心には畏敬の心が醸成され、自分以外のすべてのものへの感謝の念を抱くことができるまちである。そして、私はこのまちで生まれ、育てられ、今もこのまちで生きている、生かされている。

 奈良青年会議所では青少年運動をはじめ、ひとづくりの重要性を第一に考え、地域に根差したひと、まちづくり運動、その両面を兼ね備えた青少年運動を幾年も積み上げて行動してきた。アメリカのまちで自分たちの国や故郷の誇りを発信するなど、海を渡り、グローバルな視点での青少年運動から、全国で最も早くユナイテッドチルドレンを設立し、パートナーシップの関係で数年に渡り共に行動してきたことなど積極的に運動を推進してきた。また、地域コミュニティの復活、地域との絆、縁を大切にしてきた。

本年は、青年会議所の世代だけで創り上げる青少年運動でなく、より広い世代での運営による青少年運動を再構し、積極的に地域事業にも参加、参画を果たしていきたい。事業を共に行うことにより生まれる絆は何物にも代えられないほど強固なものである。地域コミュニティ復活の原点とは、共に汗を流し、労を分かち合い、その中でしか得ることのできない絆以外なにものでもない。

そして、まちづくりを進める前に、今一度、運動を行う私たち自身が本当にそれにふさわしいのかどうか。まずは、自分自身の成長、まちづくりは自分づくりから始まる。個人の向上なくしてまちづくりを語ることなど、おかしなことではないだろうか。まずは自分たちのまちに誇りを持ち、このまちのためにと本気になって変革の狼煙を上げねば何も始まらない。その志に賛同し、英知を結集し、勇気が漲り、情熱をもって行動するのがJAYCEEである。

そのためにも本年は、会員の資質向上、リーダーとしての成長、青年としての英知を磨く研修をおこなっていきたい。合理化の追求により、日本人の精神性や文化を軽視してきた指導者が増えたことで価値観の崩壊が生じたがゆえに、今日の荒廃を感じる。しかし、何も難しいことを学ぶのではない。リーダーとして自己犠牲を払う勇気はあるのか。大人として子どもたちに生きざまを背中で語れるのか。経営者として社員や取引先から絶対的な信頼は得られているのか。人間として両親や祖先に感謝を抱いているのか。どの時代、どの国においても、すべては自分自身を知ることから始まり、自分の力のなさを気づいて初めてスタートラインに立ち、世の中と向き合う資格が得られのだと思う。個人として社会から信頼されていなければ何も変革することはできないのだから。青年会議所の会員として、リーダーとして、青年として、確かな見識とおもいやりの心を持ったうえで、不退転の覚悟を決め、絶対に逃げない、諦めないという勇気をもっていただきたい。会員としての義務を果たし、リーダーとして犠牲を恐れず、青年として青臭く、?臭くとも最後までぶれずに貫き通す勇気があれば、なにものにも臆することなく、懼れることなく力強く行動し続けることができ、明るい豊かな社会の実現へと導き、実践していけるのである。

 

神仏と自然と人との共生

 2013年の秋には公益社団法人日本青年会議所 第62回全国会員大会がこの奈良の地で開催される。誘致の段階よりすべての市民でお迎えする必要性を議論し、日本のまほろばであるこの奈良の地より、神仏と自然と人とが共生し、響き合う奈良の光で全国をあまねく照らしていこうと今日に至っている。近年は青年会議所だけの大会でなく、地域全体で開催する全国会員大会のかたちが加速してきた。青年会議所だけで取り組み、準備を進めるのではなく、行政をはじめ、これまで運動を共にしてきた多くの市民と共に全国会員大会を創り上げていきたい。

 また、本年、近畿地区会員大会が天理市で開催される。この近畿地区会員大会を同じ奈良ブロック内の同志として、また近畿地区協議会の一会員会議所として、最大限の協力と、すべての会員で参加、参画を果たしていきたい。

そして、本年私たちは、第40回奈良ブロック会員大会を主管する。奈良ブロック協議会はもちろん、副主管以上の存在である奈良ブロック内の各地会員会議所と共に成功させるためにも一切の妥協は許されない。主管である奈良青年会議所から、市民も含め、奈良ブロック協議会内に大きく仁の心、公の精神の必要性を一人ひとりの心に深く刻まれる大会を開催することで、会員間の絆を深めることもさることながら、これまで我われの運動のご理解とご協力いただいた地域に対して感謝、そして、更なる飛躍に向けての誓いを明確にたてていきたい。そして、奈良青年会議所は主管として全力をもって、この奈良ブロック会員大会を成功に導くことをここに宣言する。

 

地域からの信頼される組織へ

 2011年9月に開催された第73回通常総会において、一般社団法人への法人格移行が決議された。これは、公益法人格取得検討特別委員会によって徹底的に調査研究を重ねての決議であった。国の進める公益法人制度改革に対し、これまで半世紀を超える奈良青年会議所の運動を踏まえ、これからの未来を見据えての決断であった。これによって奈良青年会議所は、一般社団法人としての変更はさることながら、より組織の強化に取り組む必要がある。

 先にも示したが、青年会議所の会員だけが納得をして運動を進めるなど何の意味もなく、社会には通用しない。社会の中の青年会議所であることを認識すれば、確実にその運動は社会と繋がるのだ。運動を展開する組織として、新しいことを導入する進化や改善なしにこれからの時代を切り開くことはできない。社会の中の青年会議所であり、その時代に合致した運動へと昇華せねばならない。法人格の移行に関しては、名称やシステムが変わるだけと捉えるのではなく、運動の根幹、運動の本質を真摯に受け止め、地域からの信頼に応え得る強い組織が必要である。組織自体を優れたものとし、財務体質の更なる透明化を図り、組織強化に努めることで地域社会ときっちり向き合う、それこそが青年会議所運動の出発地点であると考える。公益性の高い組織として、地域から信頼される青年会議所として社会的責任を果たしていくことが、10年先の未来を見据えた行動であり、今を生きる私たちの責任であることは間違いない。

 

結びに 〜気高き精神の確立〜

 会員会議所の目指す明るい豊かな社会の先とは、この国の未来を指す。だからこそ自分たちの地域での運動が会員会議所=LOMの使命であると考える。そして、組織とはひとの集まりであるからこそ、すべてはひとの質であると私は考えている。自分たちの信じた道を公の精神で、また青年会議所運動の価値と会員の可能性を信じる一人の会員として、会員の各々が持ち合わせているそれぞれの心を明確に立てていただくことを念頭においている。

 知者としての知識力、決断力、物事の本質を見極める見識。仁者としての優しい心、おもいやりの心、相手の立場に立って考えられる心の大きさ。勇者としての何事にも逃げない覚悟、信念、ぶれない心、行動力。

会員の個性の中で光り輝くそれぞれの心を確固たるものにしていただきたい。その身に一本の強固な心が通った時に、それは気高き精神こころと称されるのである。

国を形成するのは地域であり、その地域を形成しているものは紛れもなく人である。世界中から尊敬される日本、美しい精神性、歴史、文化、この国のすべては人によって作り上げられてきたのである。そんな美しい国、かけがえのない日本、誇れる地域、誰もが愛してやまない故郷で、奈良青年会議所の会員一人ひとりが、気高き精神を確立させることができたなら、明確な意識をもって行動することができ、明るい豊かな社会の実現に向けた確かな一歩であることは間違いない。そのためにも、今を生きる青年としての責任を果たしていこうではないか。

すべては愛するわがまち奈良のために・・・。

 次世代を担う子どもたちの笑顔溢れる未来を創るのは、確実に他でもなく、今を生きる私たちの責任なのだ。今、私たち奈良青年会議所の会員一人ひとりが、本気になって公のために行動すべき時である。

知者は惑わず 仁者は憂えず、勇者は懼れず
各々の気高き精神を確立させ、今を生きる青年としての責任を果たす。
それが私たち青年の使命である。

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